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“パパ以外”の自分も大事にしたい…「牛乳石鹸」の炎上CMをパパたちはどう見たか

「牛乳石鹸」のCM、共感できる部分とできない部分

育児を通した夫婦関係について、「夫」目線で考える本特集「『イクメン』って結局なに?」。前回の記事では、多くの夫たちが、妻への不満を口に出していないことがアンケートで明らかになった。不満を外には出さず、我慢したり趣味に集中することでストレスを発散させていたのである。そんな本音を口にできない夫たちの気持ちを表現した動画が、2017年に公開された牛乳石鹸共進社のPR動画だ。

●ママたちの逆鱗に触れて大炎上した牛乳石鹸のPR動画

 牛乳石鹸のPR動画は、2017年にネット限定で公開された。俳優・新井浩文演じる“家族思いのパパ”が、ゴミ捨てをしたり、子どものためにプレゼントを選んだり、ケーキを買ったりと、息子のために奔走する。しかし、職場で上司に怒られている後輩を見て、彼を慰めるために誕生日ケーキを持ったまま飲みに行ってしまう。

写真/フォトライブラリー

 そして「あの頃の親父とは、かけ離れた自分がいる。家族思いの優しいパパ。時代なのかもしれない、でも、それって正しいのか」というナレーションが入る。
 帰宅後、ママから「なんで飲んで帰ってくるかな」と責められるが、それをさえぎって「風呂入ってくる」と、リビングをあとにして風呂場へ。風呂から上がってママに謝り、息子の誕生日会を開始し、「さ、洗い流そ」というキャッチコピーが流れて、動画は終了する。

 牛乳石鹸では「『父の日』をテーマに父と子の絆にフォーカスをあてました」としていたが、この動画が公開されると批判が殺到。特にママたちの怒りはすさまじく、ネット上には「不快」「もう牛乳石鹸を買わない」といった投稿が相次ぎ、炎上につながってしまった。
 では、この牛乳石鹸のPR動画を見て、パパたちはどう感じたのだろうか。BESTT!MES編集部では、夫たちに直接CMの感想を聞いた。

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